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どうして切った方がいいのでしょう。
「せっかく森が蘇ったのに、どうして切るの?」と思う人もいるでしょう。実は植林された木を放置し続ければ死んでしまいます。また、木は成熟するにつれ二酸化炭素の吸収量が落ちていきます。
森や木に手を加えないことが自然保護だと思われていますが、木を適度に間引き、伐採しないと森は荒れてしまうのです。木が健全に育たないと地面も弱くなります。さらに酸素の排出量も減ります。木はある程度成長したら世代交代させる。切ったら、植える。このサイクルこそが大切なのです。
木の命・バイオマス燃料
植林された木は30~40年で一人前になります。伐採した木で建てた家が40~50年使われるとしたら、再建するときにまた新しく育った木を使えます。つまり、木の家に住むということは、森を世代交代させながら環境を守ることにも通じるのです。
さらに家の材料を加工する過程で発生する「おがくず」などもバイオマス燃料と呼ばれるペレットやブリケットの材料としてストーブの燃料になります。